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舞台『刀剣乱舞』ジョ伝 三つら星刀語り@12/17東京楽 感想

ついに、推しのいない「刀ステ」を見てきました。

www.marv.jp


ホントは「髑髏城の七人」の感想を書きたいところなんですけど、書き損じているし、こちらは1回しか観劇機会がないのでひとまず忘れぬうちに感想を投げます。
というか何もかもネタバレになるからTwitterとかで感想が言えねえ~~~!!!荒牧顔がいいとかそういうあほみたいな感想しか言えねぇ~~~~!!!!!もどかし~~!!って感じなので観劇後の衝動のままに書き散らします。
めっちゃネタバレしますのでご容赦ください。

あと一応注意しとくと、末満おじさん舞台好きなので繭期の人向けです。














いいんですか???ネタバレしますよ???いいんですね???







■推しの話

推し、出てないのにめっちゃ出ますやん!!!???!!!!???
※語弊

いや、見る前に「次回公演に三日月さん出るなら円盤買うけどさ~~推し出てない円盤積むのやだな~~~」とか言っててホントごめん、DVD買うわ めっちゃ買う

そもそも、今回の公演は刀剣乱舞にハマっているわけでもない(普通には好きです)、そして推しも出ないということで、でも、あの末満さんだし、シリーズものを銘打っててなんか重要な事柄が出ないとも限らないから、まぁ1回は観といたほうがいいよね?くらいの感覚でとったものだったので…*1

ていうかめっちゃしゃべった。
うん、確かに初演からずっとナレーションは三日月さんだったから、今回だけナレーション違うとかになるとおかしいし、今までの描き方からすると三日月さんがナレーションを担っているわけもなんか一つの伏線なのかな?とも考えられる
ので、そりゃ三日月さんナレーションなのは必然なんでしょうけど、推しボイスは最高だな~~~~~~

1幕でばみちゃんが「思い出せない…美しい…」みたいなこと言ってたけど「うんうん!美しいよね!わかる!美しい!!」って死ぬほど同意した。
(三日月さんが顕現するシーン、ばみちゃんにあげたいものが…って差し出した瞬間どんぐりか??って思ってごめん。ふつうに超重要なシーンだったごめん)

でもめんどくさいファンなので三日月さんの後ろ姿を担当してた方は、腰の落とし方がちょっと足りなかったな~とか思ってごめんね!鈴木拡樹が好きなだけなんだ!ゆるしてくれ

ということで推しいないはずなのに推しの映像とお声が聴けてうれしかったです。

■ストーリーについて

今回の話、ふつうに超~~~~~面白かった!!!
末満おじさんの大得意な時間軸捻じ曲げるやつじゃないですかぁ…好きです…

「まんばが2人!?」ってシーンで「あっ、これこないだの小田原後の本丸から別部隊で来てるまんばちゃんじゃない?」ってすぐピーンとはきたんですけど、この手の話ってつじつまあわせのところが面白いんだよね~

アッ、そういえばハリーポッターシリーズも同様のギミックがあるアズカバンが一番好きだったわ…
涼宮ハルヒ」シリーズもこの傾向だし、あと私の大好きな映画「アフタースクール」も同じテイスト、好みわかりやす…。

話飛びましたが、なんというか虚伝、義伝がどちらも「元主まわりの時間遡行軍たちを止める」っていうほぼ同じテーマでの話だったので、今回は「刀剣男士や時間遡行軍のことを歴史上人物が知っている」っていうところが「おお、このパターンはありなのか!」と思ってとっても新鮮だった。

長谷部が元主である黒田長政さまと話すシーン、どこもほほえましくてすごいかわいかったな。
長谷部はなんであんないい元主がいたのにいつまでも信長さんにこだわって、「直臣ではない奴」呼ばわりしてるのかよ…。


あと「ジョ伝」にはいろんな意味が込められてるんだろうなーーーとは思ってましたがあんなにはっきり明かされると思ってなくてびっくり。

まずは「序伝」。
これはたぶん「この本丸の序盤にあった出来事」で序伝ですよね。
いや、一番初め、始まりの刀であるまんばちゃんのストーリーという意味での序伝かも。
1幕丸ごとこれで語り手は山姥切国広だったことも、まんばちゃんがメインの話というところを印象付けてた。

次に「如伝」。
黒田如水(官兵衛が如水になるまで)の物語。つまり、黒田家の刀の話。
いちばんのメインは語り手を務めたへし切り長谷部。そして博多藤四郎と日本号の3人(三つら星)がメイン。そして黒田官兵衛黒田長政の二人も。

最後に「助伝」。
救援部隊登場!ってことでまぁ、小夜極お披露目ってことかな。
この本丸、最初に2部隊同時出陣とかしてるから「6振りじゃなくて9振り行けるんだ!!」って割とすんなり受け入れられますね。笑
この3振り駆けつけて結果9振りになるところ、クライマックス感あって演劇のセオリーを感じた。(笑)

今回、この「ジョ伝」もそうだけど、わりとダブルミーニングが多い感じだった気がする。
「三つら星」もそうだし、弥助の使ってた刀もそうだよね?
九十九の時間遡行軍の力を込めた~って言ってたから、「付喪刀」「九十九刀」の2つの意味の「つくも刀」なんだと思う。

あとオリオン座のことを和名で「鼓星」っていうの、これではじめて知りました。勉強になった。
ちなみにオリオン座を形成する三つら星以外の2つの恒星(ベテルギウスとリゲル)はそれぞれ和名で「平家星」「源氏星」というらしい。なんか今後も使えそうだな…

小田原もそうだったけど、今回みたことで「虚伝」「義伝」で語られていなかった部分がより鮮明になってきたのもおもしろかった。

まず「虚伝」でまんばちゃんが語った「あの時の進軍で俺は隊を危険にさらした…」って吐露するところ、初めて観たときから「あの時の進軍ってどのこと!?え?作中で語られてなくない?」って思ってたので、それが明かされて1年以上かけてやっとすっきりした(笑)

あと「虚伝」で「大阪城のあたりの敵が強くなっている」っていう伏線が投げっぱなしになってたのも、今回触れてくれたことで徐々に明らかにされてくのかな、ってことがわかって安心したし。

何より一番の収穫は、過去の時間軸がすべて地続きでつながってるという部分。
時間改変されている歴史と、時間改変が起こらない歴史がそれぞれ独立しているわけじゃなく、ただ一つの世界線に対してどんどん時間干渉されているということ。
これ、ますます「じゃあ『虚伝』の初演と再演で時間がループしているような、パラレル本丸だったような描き方をした意味は?」ってなってくるのでは?

初演と再演がミラー公演になっていた意味が最後まで明かされることはあるのだろうか…ということで、今後このあたり回収になるときがあればいいなーと思います。
三日月さんは初演と再演で明らかに芝居を変えてきているし、鈴木拡樹という役者の今までの傾向からしてそれが意図的なのは明らかなんだよな…

今回回想映像で出てきたのが全部再演映像だったので、義伝、ジョ伝、そして小田原と地続きになっている時間軸は再演なのかなーと。
これ、オリジナル舞台なら歴史修正主義者の正体とかまで最後明かされるパターンなのに、そこはゲーム原作なので原作が明かさない限りどうにもできないっていうゴールのすっきり感が狭められているのが惜しいね。。

あ、今回1幕と2幕がちょっとしたオムニバス形式にも見れるような作りになってたから、2幕の初めにもキャスパレがあったのちょっと新鮮だった!1幕で全員いなかったけどこういう形で全員キャスパレするのかーーっていう新鮮さ。
曲も割と好きだった。歌詞は1回じゃ覚えられませんでした
真剣必殺シーンの曲はちょっとレゲエっぽくて笑ったけど。

■刀剣男士キャストについて

いちおう小田原公演でお目見えはしていたけど、小田原より1か月たつとやっぱりあの時より仕上がっていて楽しかったです。

同田貫正国(武子直輝)
秋にハイステに行きまくったせいで(そして音駒推しなので)、今回の新キャストのなかで一番しってるのが直輝くんだったんだけど、ハイステでは役と舞台の特性上あんまり演技らしい演技を見ないし、いつも推し2くんとウェーイってなってる素の部分しか知らなかったから演技ってどうなのかなーーと思ってたんですが杞憂でした。

東京楽はエンディングの番傘が途中で閉じなくなるトラブルがあって「えっ、閉じない!なんで!? やっべー!やばい!」みたいな顔が隠せてなくて必至だったの見ちゃったんだけど…大変だったね…。大阪公演までに直してもらおうね。

あと私、武子直輝が素でしゃべるとなぜか面白くて笑ってしまう癖があるんだけども、今回の東京楽カテココメントも別に普通のこと言ってるのになぜか面白くて最高でした。音駒が好き!!(違)

あとたぬってあんなほかの刀剣男士に対してフランクなのか…。「へし」って呼ぶの…へし…


・博多藤四郎(木津つばさ)
明るい刀そのいち。今回は明るい刀が多かったので、物語の全体のトーンが明るかったような。

小田原の時も思ったけど、本物だよね。すごい。*2
木津くん、名前はよく聞くから気になってたんだけどビジュアルも演技もいい。
あと足がまぶしい。
福岡の人からすると、あの方言は及第点なんでしょうかね?私は違和感なく聞けましたが、ネイティブの方はどうなのかなと。
前半出てこなかったから、キャストファンの人はやきもきしたろうな。
「筋肉さん」は笑った


・日本号(成松慶彦
小田原の時に、槍殺陣がのっそりとした動きすぎて実は結構見るまで不安だったんですけど、ダイナミックさが増してた気がする。
まぁ前回は足元が悪かったから単純に比較することはできないんですが。
長谷部と飲み比べしてほしい。

どうでもいいけど、成松さん、昔「abc 赤坂ボーイズキャバレー」に出てるから、過去にDVDやなんやらでお目にかかってるはずなんだが、abcの記憶をどこかに置き忘れてきたのでまったく思い出せない


・ソハヤノツルキ(飯山裕太
明るい刀そのに。
うん、虚伝と義伝でうじうじしまくってた山姥切さんにもっと早く「写しでいーじゃねーか!」って豪快に言ってほしかった(笑)
まぁ義伝の後に顕現した刀っぽい感じだったからしょうがないのか…。みつよはまだ顕現してないのかな。

飯山くん自体は、ペダステの新開弟役をやってるということで知ってはいたんですけど、「アニキ」的な立ち位置も似合うなと。ウィッグの色が若干浮いてるのが気になる。刀ステってウィッグ下手ですよね…


・山伏国広(横山真史)
明るい刀そのさん。
とても本物。ガタイもいいし声もいい。聞きやすい

今回カカカの人がいなかったらとんでもなく収拾付かない事態になりそうだったのでこの人がいてよかった。
まんばと共闘するとき、まんばちゃんがうれしそうなのがいいね。
あとこの2人、兄弟兄弟いいすぎ。脳筋なところは似てる
とても楽天家なのでまんばちゃんと足して2で割ると丁度いいのではないか
ぶっちゃんとやまちゃん……

どうでもいいけど横山さんって舞バサで黒田官兵衛役やってたんですね…。


・骨喰藤四郎(北川尚弥)
三日月さんをありがとう。

ばみちゃんはな~~~~小田原の時からウィッグが本当に残念。
せっかく北川くんはきれいな顔してるのに、もっと生かせただろ!?って思う。ヘアメイクの話。

演技については、お守り渡すシーン、闇落ちすんじゃないかとおもったよね。
よかった、お守り渡すだけで…。
あのお守りのシーン、あのときぶっちゃん(ぶっちゃん言うな)にすっと渡しに行ったあたり、ちょっと不自然だったような?何がとは言わないけど

そのうち鯰尾くんと一緒に舞台上で見れるときが来ればいいな。

それにしても、誰にだって呼び捨てのまんばちゃんがばみちゃんのことは「骨喰さん」って呼んでるのすごく気になる…。


これまでのキャストの3人は相変わらずよかったです。
小夜の極、次くらいまで引っ張るかな?って思ってたけど今回で出したのちょっと意外だった。
次回公演に小夜が出ない可能性も出てきましたね。

あと出るたびにお脱ぎになっている長谷部、今回もお脱ぎに…。
今回は長谷部が可愛いと聞いていたけどほんとーに長政さまの前の長谷部超ぶりっこ可愛い。
気絶しそうてなんだよww
長政さまに気に入られてて、誇りとか言われててよかったね!
いじられキャラなんだよなーーーたぶん半分以上わだまのせい。

東京楽だと通路演出の後、舞台上にささっと走って上がっていくときに躓いてて観客が「ちょwww」ってなるプチアクシデントがあって笑った。こけなくてよかった。

まんばちゃんは相変わらず顔がいいよかったんですが、今日はちょっと台詞が甘かったような。
2幕の最初の名乗りで噛んじゃいけないよ!
荒牧の殺陣が本当に好きだ~~~

■人間キャストについて

そうだ、末満おじさんが山浦さんをキャスティングしといて、平穏な黒田官兵衛であるはずがないんだよ…!!!!!

って見てる最中にめっちゃ思った。
大阪での舞台出演がメインの山浦さんをわざわざキャスティングする意味よ…。東京公演少なかったから山浦さんにオファーできたの…?皮肉かな…

そんで山浦さんが空に向かって星の話するの、本当に本当にいろいろデジャヴなんでやめていただけます?????????!!!!!*3
繭期は死ぬ

今回も星をつかめなかった山浦さん…
星に手を伸ばしても届かないんだよ~~~~~~~
末満コノヤローーーーーー好き

官兵衛さんがトンデモ推理してるの「えっご都合主義でしょ~」と思う人もいるかもしれないけど、山浦さんがやってるってだけでめっちゃ説得力あるもん。。えーんこれが繭期

ところでこないだの小田原に劇団Patch竹下くん(藤原在吉役)をキャスティングしたことといい、今回は山浦さん(黒田官兵衛)、ひなちゃん(弥助役)、川下さん(豊臣秀吉役)の3人をキャスティングしたことといい、小田原以降の人間キャストが末満おじさんのほかの舞台を知ってる人にとってはめっちゃくちゃおなじみのメンバーなの、末満クラスタにしかわからない垂涎ポイントじゃないか?うれしい。

だいたい、黒田官兵衛が語るシーンのBGMが宗教っぽい曲ちっくなの、めっちゃTRUMPやん!!!!!って思って一人で悶絶してた。いっそライネス流せ*4


個人的に、Mr.Kステであるところのひなちゃんが、同じくKステ初演からずっと出ている荒牧ちゃんと刀を合わせているの、めちゃくちゃに白熱した。長谷部といい、Kステキャストだ!!うれしい!と思った。*5

あと黒田長政役の伊阪達也くん、ブリーチといい舞バサといい、真っ直ぐな役をやらせるとピカイチだなとおもってるのでとても誠意ある素敵な長政様でよかったです。長谷部のこと大好きだね!よかったね長谷部!




衝動的に書き散らしてしまった結果、衝動的過ぎて末満クラスタにしかわからない話をガンガンいれてしまい反省してます。
こういう同じ時間軸に2人いる!みたいな話大好きなんですが、2回は見たくなるね。
ライビュいかない予定だったんですがチケット探すか…。推しも出てるし…。

あと、最近髑髏城で頭いっぱいだったので、今回の刀ステで「天正十八年」がばっちりかぶってるの笑った。
刀ステの最中に「豊臣の軍勢20万」ってキーワード出てきたから「あっ天魔王さまのとこ、攻め込むの!?」って思ってすみません。

年内にもう1回髑髏城にはいくので、髑髏城月下弦の感想はそのあとに更新したいなと思います。
捨之助、天魔王、蘭兵衛は髑髏城における三つら星なのかもしれないな。。。

*1:なんていうかチケット取れなかった今回のキャスト&原作ファンの皆さんすみません。今回は末満ファンとして行った

*2:なんでキービジュあんなに映り悪かったの?

*3:この文章の意味がわからないというよいこのみなさんは今すぐ「TRUMPシリーズ」で検索しよう!

*4:TRUMPシリーズテーマソング。星のような暗闇に手を伸ばすとかいう歌詞がある

*5:Kステは推しが2人とも出ている(共演はしてない)唯一の舞台なので思い入れが強いのです