「バリスタと恋の黒魔術」観劇感想と小劇場演劇
あけましておめでとうございます。
土日休みのはずなのに3連休のうち2日仕事して年明け早々社畜度マックスですけど生きてます!今週毎日終電…生きたい…
今週末髑髏城で観劇始めだけど今週末は土日休みだといいなぁ
今更ですが昨年末に観劇した「バリスタと恋の黒魔術」の簡単な感想を書き散らしてみたいと思います。さらっとネタバレもします
年末年始に実家でゴロゴロしてるときに書こうと思ってたのに気づいたら年明けてた…
演劇集団イヌッコロもシザーブリッツもなじみがなかったので多ステしてつまらなかったらヤダな…と思い、とりあえずクリスマスイブマチソワとその前日ソワレの3公演に行きました。
結果としては面白かったので3回行くことにしてよかったなと。
演出の柳川由起子さんが本業ドラマプロデューサーで、初演出ってことだったからそのへんが不安だったんですが杞憂でよかった。
いや、スターコンチェルトの演出がかなり自分には苦手だったのであのテイストだったらどうしようかなという一抹の不安がね…。
よくよく考えたらわたしが人生で一番好きなドラマ・ウォーターボーイズ1のプロデューサーさんなんだから全然安心してよかったわ!WBは最高です*1
今考えたら鎌苅健太くん(ケンケン)演じる主人公と、瀬戸祐介くん演じるカフェの店員のコミカルなやりとり、ああいうのちょっとWBの雰囲気に似てたなって思う。
WBについて語り始めると長くなるので割愛しますが本当に好きなドラマなんですよ…
前置きが長くなってしまった。
ストーリーはこんな感じ
【あらすじ】
ピザとコーヒーが自慢のカフェを経営する男・町山友典。
実はずっと好きだった元アルバイト・夏川みなみから、突然会いたいと連絡が入る。
もしや、オレのことを「ずっと好きだった」とか言ってくるのか!?
妄想を膨らませてドギマギしていたら、なぜか彼の目の前には悪魔が。
しかもその悪魔、夏川が死神に狙われていると言い出す始末!
果たしてオレは、彼女と付き合うことができるのか!?
いや、彼女を救うことができるのか!?
一言で言うと、単純明快なワンシチュエーションコメディーでした。
なんにも難しいこと考えずに頭空っぽで見られて、笑って泣けてハッピーエンド(ちょっと切ない)というクリスマス時期にもってこいのお話。
死神退治のシーン?でクリスマスにぴったりの厳かな音楽も流れるし(笑)
もっとべたべたのラブストーリーだとクリスマス独り身観劇にはキツイんですけど、町山店長結局独り身なんで色々救われたかな…笑*2
さっきも書いたけど、ケンケンと瀬戸くんのやりとりがすごい軽快で、さすが初代氷帝D1コンビ!と思った。当時のおたくはこの共演嬉しかっただろうなー
ケンケン、芸歴長いのに私の推しとあまり共演することがないから演技をしっかり見るのは今回が初めてだったんですけどやっぱりうまいね。他のケンケンを知らないから比較対象がなくてあれですが、今回みたいな役とてもあってるんじゃないかな?
関西人だからか、みんながアドリブでぶっ込んできてもケンケンが笑いの処理をとても適切にしてくれたから安心して見れた
瀬戸くんは刀ステ以来だったけど、アドリブさせるとこんなに生き生きする子なんだっていうのは今回初めて知った。笑
特に日替わりで街一番のワルになろうとするとこのアドリブが毎回自由すぎて、24日のソワレでケンケンに金的食らわしてたのはクッソ面白かったww
推しくんは一人だけビジュアルのテイスト違った*3のでどうなるかなと思ってましたが、めっちゃ楽しそうでしたしいい役回りでした。
推しくん図体でかいから走る時ドタドタしすぎなんですけど……笑笑
推しくんが冒頭で電球替えるっていうシーンがあるんですけど、24日のマチネかソワレで電球が用意されてなかったらしく、アドリブで魔法使って直したぞ!!ってしてたの、そういう機転の利かせ方よいぞ!!あたふたせずにアドリブで対応できるとか推しくん立派!って思って見てた。視点が親戚のBBA
見た目が凶悪なのに、パシリが似合ってたり、なんとなく憎めなくて人間味が溢れる悪魔ちゃんになってたのは推しくんがやってたからなのかな?
神父が出てくるたびに「おまっ、来んなよ!」って逃げ惑うさま、さながらテストで悪い点とって説教から逃げる近所の悪ガキのような感じで可愛い。
あと推しくんの声がやっぱ好きだなぁと思いました。悪魔の高笑いはもうちょっと振りきれててもいいと思うけど、落ち着いたところの説明台詞の声色とか、芝居掛かりすぎてなくてちょうどいいんだよなぁ
日替わりでギャグをぶっこむところは結構な確率で滑ってたのが推しくんだなと思いました。
彼の笑いの前衛的なセンスにだいたい誰もついてこれない……
婚約者役の松島くんは仮面ライダーで顔芸がすごいということしか存じ上げなかったのだけど、普通にイケメンでしたね…。
店長をつい応援したくなるのでこの野郎、という気持ちで見てても最終的になんか好きになっちゃうような不思議な魅力のある役だった。
クリスマスイブ特典、お見送りでキャスト一人一人がお菓子をくれるっていうやつだったんだけど彼だけお菓子いれる袋を渡す係だったのは笑った。
森山栄治さん、なかなか出てこないなーと思ったけどゲキシブのお兄ちゃん役だったので、初代テニミュを見てる方からするとこれも結構びっくりポイントなんじゃないだろうか…憶測ですけどね…
ちなみに私はテニミュを通ってないおたくなんですけど、はるか昔、初代テニミュの頃、初代青学のブロマイドをコンプしていた友人たちからテニミュはいいぞというダイマを受けたことがあります。*4
あの中にKimeruも森山栄治さんも滝川英治さんも郷本さんもいたと考えるとめちゃくちゃ感慨深い…。英治さん、リハビリしてまた板の上で観れる時が来るといいなぁ。英治さんならできる。
話が逸れた
今回♡班と♧班とダブルキャストでの公演でしたが、どちらもそれぞれ味があってよかった。
でも強いていうなら♡班の方が好みだったかな。
なんちゃってカタコトで強烈なキャラの足立さん神父にはびっくりしたけど、オーソドックスな横井くんの神父のが好きだった。
ヒロインの夏川さん役の女性陣はどちらもそんなに違いがあるわけではなかったけど、♡班の藤嵜さんがとあるシーンで恋人役の松島くんとキャッキャウフフするのがいかにもバカップルで可愛かったなー
♡班と♧班で性別まで変わっちゃう死神役のおふたり。これも小澤さんのほうがしっくりきたな〜。女性の方がオチが馴染むからかな?あと小澤さんの声が好きでした
でも♧班の時に瀬戸くんがメガネなのは良き
私の行った23日ソワレ公演は主題歌&音楽を手がける伊藤陽佑さんのミニライブとアフタートークショーがあったのですが、正直ライブの時はどういうテンションでいれば正解なのかわからなかった……笑
ライブの途中でケンケンがボーカルで乱入してて、客席に見にきてた川隅美慎くんに激烈なファンサをしてたのは笑った。
そうだ、ケンケンってココア男。じゃん!
トークショーはその伊藤さんとケンケン、栄治さん、そして♡班だったので小澤さんの4人でした。栄治さんの天然っぷりを堪能したり、その日のアドリブで小澤さんが栄治さん演じるお兄ちゃんに筋トレさせられたときにうっかりケンケン及び下手側のお客さんにパンツが見えちゃった話とか(笑)
これ普通に考えたらセクハラなのに下品じゃなく笑いに昇華できるケンケンのトークスキルすごいよね…
会話の途中でベルがなって、「終わりか?」と思ったら唐突に悪魔のメイクのままで推しくんが「時間だぜ貴様ら〜!」って乱入してきたのは笑った。
そして(多分)スタッフさんの計らいで急遽トークショーに参加できて大変嬉しそうな推しくんはちゃめちゃにかわいかったよ…
というのも、自分の出演した舞台のアフタートークショーにでるのが推しくんは初めてだったらしく、(今回は3番手だし)今度こそ出れるはず!と思って舞台始まる前に自分のイベントとかで「やっと出れる〜!」って吹聴してたのにいざメンツが発表されたら自分いなくてめっちゃ落ち込んだとか…(笑)
かわいいかよ…
その話をしたらケンケンが「あっ、じゃあ参加する?」って言ってくれて急遽参加することに(笑)。舞台上に出てきた時点でスタッフさんから参加OKのお達しは出てたんだと思うけど、推しくん「えっ、いいんすか〜!?」って言ってニコニコ参加してた…
悪魔メイクだけど満面の笑みなのよ…かわいい…どういうこと…
そういえば本編の死神倒すシーンでヘッドフォンつけて踊ってた時もめっちゃノリノリでニコニコで可愛かった…うっ…かわいい……推しがかわいいのは正義…
あとアフトのときにケンケンから「悪魔ってこんなメイクなのに頌利の人柄?のおかげでめちゃくちゃ人間味あっていい役だし、悪魔役が頌利でよかった!」ってべた褒めされてて、ふだんいじられキャラなので褒められるのに慣れてないのかすごい照れ照れしてたの可愛かったぞ…推しがかわいい……
それと、悪魔メイクでもすごい素で関西弁で喋るからギャップがすごくて客席から笑いが起きていた…
ちなみに次の日のクリスマス特典のお見送りのときは悪魔の格好で「サンタさんだよ〜!」って言ってた。いやちゃうやん。
こういう若手俳優出演舞台にありがちなお見送りハイタッチやトークショー、日替わりブロマイドetcの特典もりもりの舞台観劇は久々だったのでなんとなく懐かしさも感じたな〜
さいきん推しさんが出る舞台はそういうのなかったから…。最初のチケ取りの時にどんだけ積むか迷うんですよねこういうのw
さいきん大きめの劇場での2.5とか新感線とかばかりだったけど、私は衣装やお金かかってそうなド派手な演出の作品よりシンプルな小劇場演劇の方が好きだと最近つくづく思うようになってしまった
たぶん、私の観劇のルーツが子供の頃に見たアマチュア演劇や、高校時代なぜか演劇部の友人が多かったのでよく見に行ってた学生演劇にあるからなのかな…わからん
個人的にはすごーく不器用なのでうちわを作らなきゃいけない系舞台に推しが出ませんようにと願ってます…。うちわ作りたくない…
元々ドルオタなのでペンラを振ることには抵抗がないけど舞台の現場ってペンラの振り方がヌルいので物足りないんだよなーーー(贅沢)
キンブレよりUO焚くことに情緒を感じるおたくです