2018年観劇をゆるくまとめる(下半期編)
なんとか年内に投稿できました…。年末年始仕事だけはなんとか回避できた。
【7月】
●ホリケン演劇の会『ラヴ戦争』
一言で言うと推しくんの顔が良くて、足が3メートルあった(あたまのわるいかんそう)
ボキャ天世代*1なので、ホリケンワールド満載でも楽しめましたが、ホリケンさんの笑いがダメな人はきついだろうな…って感じでした(笑)
というか、思ったよりちゃんとシナリオがあって良かった…もっと、「考えるな感じろ!」って感じの舞台を想像してたので…。
真飛聖さん(ゆうさん)のお歌が聴けたのも良かったです。ゆうさん、日替わりの体張るシーンの顔芸が本当に面白い…。美人なのに……元タカラジェンヌなのに………
あと7月は合間に見た刀ステ悲伝で時々落ち込んでました。
それと、野外ライブに行って本当に暑すぎて熱中症になりそうでした。
炎天下でストロング缶を数本飲むと人は限界に行ける(よいこは真似しないように)
【8月】
●推しさんのMC番組のイベント
推しさん、晴れ男のはずなのにこの番組関連だと雨男扱いなの解せない
●ハイステサマーウィーク
応援上映には私は向いていませんでしたが、推しくんが自由でかわいくて良かったです。推しくんがでる2公演にいきました。
やっぱり烏野復活が一番好き。
●朗読劇『青空』
戦争の話をこの時期に体感するっていうのは意味のあることだなぁとしみじみ。
三越劇場、段差が少なくて決して観やすいとは言い難い劇場ですけど、歴史があるし、スタッフさんが親切なので好きです
推しくんは猫の役でした。猫役多いな……
●朗読劇「ぼくは今日、昨日のきみとデートする。」
始めましてな演出家さんでしたが、男女二人の近づいては離れる距離感の描写、過剰すぎず、オルタナティブシアターの天井も使った映像の活用など、好きな演出でした。
話は思っていたよりは好きだったけど、あまりにも脳内で整合性について考えすぎた結果、泣くまでには至らなかったです(笑)
泣く=良い作品というわけではないけどね。
映画化の時に知って、タイトルだけでよくあるお涙頂戴系の作品かな、と思っていたんですけど、良い意味で裏切られた感じ。
映画も見ようかなぁと思ってまだ見れていません。ちなみに映画には劇団Patchの子がモブ役で出てるらしい
●ミュージカル「マリーゴールド」
さて、体内に緑の血が流れてることでおなじみの、末満さんが手がけるTRUMPシリーズのお時間が今年もやって参りました。。
マリーゴールドは、観終わって普通に満足しただけで*2、もっと観たい!増やしたい!とならなかったので、自分にミュージカルは刺さらないことをついに深く実感してしまったのが印象的でした。。
というか、「マリーゴールド」についてはTRUMPシリーズの年表からある程度ストーリーの結末が推察できたから、去年のグランギニョルほどの衝撃がなかったというのと、あとは、女性がメインの作劇より男性メインの劇の方が好みなのかなぁと、そういうところもあったのかもしれません。
お歌がみんなうますぎて、お歌の異種格闘技戦みたいになってたのは面白かったし、生で聴けてよかったなと。
結局、TRUMPシリーズを「TRUMP」から見始めた人たちはソフィを本当に嫌いになれないんだなぁと思ったし、それを演じる三津谷くんが本当にすごかったし、ゾッとしました。
三津谷くんの演技大好きです…。
東啓介くんの足は5メートルありました。
【9月】
マリーゴールドから始まって、推し劇団のイベント遠征でまた大阪に行き、そして推しさんの事務所イベントでなぜかよみうりランドに行ったりと、結構忙しない月でした。
あとなぜか大学の後輩と山登りした。突然のアクティブ。
●舞台「おおきく振りかぶって 夏の大会編」
原作漫画は約15年ぶりにまとめ読みして臨みました。余談ですが15年前は桐青戦までしか知らなかったからほんとに新鮮な気持ちで漫画を読みました。
久々に読んだら三橋も阿部もそれなりに性格が悪いなって思いました。
キャラメルボックスさんの演出舞台ははじめてだったんですが、特徴とか特に感じずにおわった……
推しくんは素がそもそも役そのものなので、元気一杯で可愛かった
野球部だったこともあり野球もうまくてずるいぞ推しくん……
【10月】
自分の仕事の部署異動があって、バタバタしていた記憶しかないんですが、推しさん稽古期間につき、推し活はほぼありませんでした。
●繭期夜会
ついにライネスが諳誦できるようになってしまった
ドレスコード黒と赤は葬列感があって面白かった 葬式に失礼です
東啓介くんの足は7メートルありました
新良エツ子さんの歌すごすぎた…生歌&生オケはいいぞ
●ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」"最強の場所"
烏野メンバーが卒業ということで、原作のおたくですし推しくんが出ないけど見届けました。
原作でも重要なこの2試合を1公演に詰めるということで、やっぱり若干の駆け足感は否めませんでしたね。。
キャストの契約期間の関係なんだろうけど、やっぱり青城戦をじっくり2時間、白鳥沢戦は2時間半くらいで別々の公演で見たかった。
唯一良かったことは、青城と白鳥沢と烏野の三つ巴になってたことで、カーテンコールなんかが華やかだったことですかね。。クライマックス感があった…。
初演から出ているキャストの子については、本当に演技うまくなったな、って思える瞬間が何度もあって、リアルな役者の成長を感じられた舞台だったと改めて実感した。
【11月】
●Patch Stage Vol.12「ボクのシューカツ。」
このあいだPatchくんたちのダイマ記事を書いたんですけど、どうにもこうにもこの「ボクカツ」がよすぎた結果の産物なので、今年見てよかったなぁと心から思える舞台でした。
会話劇で舞台セット転換なし1時間半っていう、コンパクトな芝居でしたけど、そういうのが本当に好みで…。
当て書きなだけあってそれぞれのキャラがそれぞれにぴったりで。「芝居してるよ!」感がいい意味で少ない演劇だったなと…。Patchを初めて見る人にいちばんお勧めできる作品になったんじゃないかなって思う
ボクカツで推しくんがやった役が、割と重い秘密を隠している役で…。
それまで劇団公演ではあんまり複雑な内面の役をやることが少なかったので、いい役を与えてもらったことが嬉しいし、もっともっと推しがいろんな役やってるところみたいなと思える芝居でした。
推しが独白する、とあるシーンがすっごく好きで、見るたびにその役の心情が伝わってきて、毎回毎回泣きました。
大阪HEPホールの最前ドセンで大阪公演の千秋楽を観れたのもよかったですし、東京の博品館に立つ彼ら12人を観れたのもよかった。
東京は千秋楽の次の日にイベントもあって本当に充実した推し活ができた1ヶ月でした…。
この次の週の推しのイベントにも行ったし、本当に推しを観れる機会が多くてありがたい…。東京イベントも大阪と違わぬテンションで、ほんとにほんとに楽しかったな〜。
あれを楽しいと思わないオタクなんて一人もいないんじゃないかってくらいイベントの充実度が高い劇団、それがPatchです!
SPECTER東京公演も無事取れたんで行きますが、推しが出なくてほんとにほんとに残念…。。いまの推しなら、どの配役になるだろうと思ってワクワクしてたのに…。
推しくん本人の口から出ないんですよ、と言われたのが本当にショックだった…
●No.9 -不滅の旋律-
まさかあのゴローさんと推しさんが一緒の舞台に立つことがあるなんて、今考えても信じられないです…。実際見たけど……。
ピアノを13〜4年くらい?習っていたことがあるので、ベートーヴェンのこともそれなりに知っているし、ウィーンに昔旅行したことがあってウィーンの歴史もある程度知っていたので、世界観にはすぐに入っていけたかな。
ベートーヴェンの波乱の生涯を描いている伝記のような舞台だったな、という印象でした。ベートーヴェンの苦悩はわかるけど、甥っ子に対する理想の押し付けとか、女の愛し方とか、共感はできなくて、私はそこまで刺さらなかったかなぁ。
脚本はまとまってて、特にどこが悪いとかはないんですけど…。ナネッテさんが一番好きです
推しさんは終始ベートーヴェン兄さんに振り回されてて可愛かった。
あと、性癖がメイド……(笑)
カテコでみんなで楽譜を投げるところがあるのですが、そこでいっつも楽譜投げるのが下手で、「今日も下手だ〜〜かわいい〜〜〜!」というIQ2の感想しか湧いてこず、それ以外の感想を全て忘れるっていうね……
ピアノが2台あって、その2台を駆使して劇中音楽を生演奏するんですが、コーラスの人と合わせて圧巻の演奏で、この生演奏でチケット代は元取れたな…って感じでした。
【12月】
●極上文學「こゝろ」
2013年の「Kの昇天」以来の極上文學。
私このシリーズぶっちゃけあまり得意ではないんですが、勇歩くんとたくみくんと、平野良先生の芝居がどーーしても見たくて行きました。平野良先生天才!ありがとう!
今回も苦手な脚本演出がいくつか見られたので、感想についてはちょっとキツ目です。刺さった人ごめんね…
私が見に行った回の配役は
私 内海啓貴
K 松井勇歩
妻 東拓海
先生 平野良
語り師 寺島淳汰
です。
私は文学作品を混ぜられるのが好きではないのですが、極上文學ってなんかスキあらば混ぜがち……。(Kの昇天の「檸檬」の混ぜ方が本当に苦手だった)
「こゝろ」ってまぁ長いからそんな演出はないだろう…と思ってたら、語り師役になんと「我輩は猫である」の猫を持ってくる…という……
「ああ〜〜そういうことする??!!ヤダ!!!」ってなったので、冒頭からひたすら脚本家と気が合わないということを実感させられてマジで萎えた……。
多分わたしの大学時代の専攻が日本近代文学だったのも、柔軟なアレンジに心がついていけない原因かと思うんですけど、、
語り師が猫で、しかも作中で物語を語るのが"私"なわけで、語り手が二重になる構造しんどくない??とか思ってしまった…
文学研究の基礎は語り手が誰か、を意識しながら読むことなので、どうしても語り手が増えることに対して「ええ…」としか思えないのでした。。私めんどくさいな……?
ということで、途中で前衛芸術のようになるところ(突然のハダカ…?心の色をペンキで…?)とか、やっぱ演出に対して受け入れられないところが多々ありましたが、とにかく演者の皆さんは良かったです。。
平野良先生がうますぎてうますぎて……。ひらりょすごいよ………
勇歩くんもKみたいな役ぴったりだなと思ってたので予想通りハマってて良かったです。たくみくんは誰よりも背がでかいのに可憐で可愛い…。
東拓海くん、ハイステの時からどうにも惹かれるお芝居をするので、ハイステじゃない拓海くんも見たいなとおもってて…今回観れて良かったし、今後も見守って行きたいなと思いました。
内容は、「先生と遺書」がもっとメインになるのかとおもってましたが、「先生と私」のくだりが意外と長めだったな、と思いました。
乃木大将の殉死をK役の勇歩くんがやって、Kの自殺のシーンと重ね合わせるところは好きだったな。。
乃木大将の殉死のくだり、先生が明治の精神に殉死するという…その死の理由に一枚噛んでるのですが、果たしてなんの説明もなしに「時代に命を捧げる」っていうことが現代の観客に伝わるのか…
それは「こゝろ」を題材としたどの作品を見るときにもつい思ってしまいますね。
そもそも乃木大将についての説明がほぼされないから、疎い人にはさっぱりかもしれない…
偶然かもしれないけど、平成最後の年にこの作品について考える機会があったのはよかった。
あと、最後大量にものが落ちる演出だけはいつでも好きですね。今回はイチョウ…
極上文學、やっぱり得意ではないけど、こゝろという物語の持つ普遍さ、力強さをより感じることができた舞台になったなと思いました。
やっぱり昔の文学作品を読まない人にはこういう気軽に楽しめるものが必要だとも思うしね…
ドウデモイイ小話ですけど、夏目漱石の作品に触れるときは、大学の教授が言ってた「夏目漱石、意外とお金にがめついからそこを意識しながら読んでも面白いよ」という話を毎回思い出してしまうのであった。。お金にがめつい漱石……文学は無限大……
●る戦
今日は年末るひまで年越しします〜〜!
まだ大阪公演残ってるので具体的な感想は書きませんけど、やっぱり戦国鍋にハマったことのある人間にとっては、年末るひまシリーズの空気やノリがすごくなじみがよくって、めっちゃくちゃたのしーです。
1部のお芝居も、、佐奈ちゃん演じる武田晴信と内藤さんの山本勘助の関係がすっごく良くって…。
佐奈ちゃん、キラキラ王子系男子なので「えっ、武田信玄?!武田信玄役?!」と思ったんですけど、なんか新しい解釈の武田信玄で、すごく新鮮でした。。
高貴な白いふわふわ衣装+甲冑という一周回ってオシャレな出で立ち…。うっ………顔がいい………。
あと推しの太ももばっかり見ててごめんね。推し、ハイスペック忍者だから側転を3連続くらいするんだけど、体がでかいから迫力があるのよな…。そして太もも……。
推しくんのふとももなんであんなにえっちなの…?ガリガリじゃないからですか………。お尻の形が相変わらず良い………。変態かな……
第2部も楽しかった!ふだんあまりキラキラ系の舞台に行かないから、キンブレ振るのが新鮮!
仕事が忙しすぎてせっかくファンサ狙える位置だったのにもかかわらず、うちわをつくる余力がない負け組でしたが…
とにかくTono&Keraiが好きすぎて、アイドルとして本格デビューしてなくて本当に良かったなと思いましたね。絶対追っかけになる…破産する………
◆1日1回以上みてる中毒MV↓
-----------------
ゆるく…とかいいながら、結構な文字数になりましたが…。反省はあんまりしてない
2018年の個人的ベスト5を決めるなら、
2.Patch Stage vol.12「ボクのシューカツ。」
3.舞台『刀剣乱舞』悲伝 結いの目の不如帰
4.ミュージカル「マリーゴールド」
5.る戦/Take Me Out 2018
ですかね。
(月髑髏は2017年カウントです)
それではみなさん良いお年を〜〜